肉筆浮世絵の世界美人画、風俗画、そして春画

福岡市 福岡市美術館 TEL.092-714-6051

開催期間:2015年8月8日(土)~9月20日(日)

彫師や摺師が関わる浮世絵版画と異なり、最後のひと筆まで浮世絵師が完成させる一点物の絵画「肉筆浮世絵」を特集。浮世絵誕生前後の無款の作品と68人の浮世絵師による約170点の作品により、黎明期から終焉期までの流れをたどる。今展の調査過程で発見された喜多川歌麿の唯一の水墨作品《花魁と禿図》(個人蔵)を初公開。また、ほぼ全ての浮世絵師が技巧をこらし、宮中や大名家から庶民にいたるまで幅広い階層の人々によって愛好された浮世絵の重要なジャンルである、老若男女の性の営みを描いた「春画」の傑作約30点(約180図、代表的な版画作品も含む)を、18歳未満が入場できない独立した展示室で紹介する。