線表現の可能性

大阪市 国立国際美術館 TEL.06-6447-4680

開催期間:2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)

古くて新しい線というテーマをもとに、国立国際美術館のコレクションの中から、版画・素描を中心に、絵画、彫刻、写真を加えた150点の作品を展観。画家たちが線を引く時の手の動きに注目し、豊かで多様な線の表情を紹介する「第1章 線の動き、またはその痕跡」、現実にはない輪郭線という存在に着目する「第2章 物語る線たち」、20世紀に入り抽象絵画の構成要素として頻出するようになってきた「第3章 直線による構成」、立体作品を手がける彫刻家が制作段階で描く線によるエスキース(下絵)に見る「第4章 線と立体」の4章構成に加えて、近年亡くなった岡崎和郎、菊畑茂久馬、桑山忠明、佐野ぬい、嶋田しづ、竹﨑和征、谷川晃一、奈良原一高、野見山暁治、野村仁、福岡道雄、舟越桂、三島喜美代、イリヤ・カバコフ、クリスチャン・ボルタンスキー、クリスト、スーザン・ローゼンバーグ、パナマレンコ、フランク・ステラ、リチャード・ セラを取り上げる「2020年代の物故作家」のコーナーを設け、20世紀から21世紀へとかかる現代美術の歩みを紹介する。