細川護立の愛した画家たち—ポール・セザンヌ 梅原龍三郎 安井曾太郎—

文京区 永青文庫 TEL.03-3941-0850

開催期間:2023年7月29日(土)~9月24日(日)

永青文庫の設立者・細川護立(ほそかわ・もりたつ、1883〜1970)は、白隠・仙厓などの禅画、刀剣、近代絵画、東洋美術などを幅広く収集し、「美術の殿様」とも呼ばれた。護立は学習院の同級生だった武者小路実篤(むしゃこうじ・さねあつ、1885〜1976)らとの交友から、ヨーロッパ美術を早くから紹介していた文芸雑誌『白樺』の活動を支援していたが、今展では、同誌に掲載された後、1926(大正15)年にヨーロッパ滞在中の護立がパリで自ら購入したポール・セザンヌ(1839〜1906)の初期作である水彩画《登り道》(1867年)を久しぶりに公開。梅原龍三郎(うめはら・りゅうざぶろう、1888〜1986)や安井曾太郎(やすい・そうたろう、1888〜1955)など親交を結んでいた同時代の芸術家の作品を紹介する。