第9回ヒロシマ賞受賞記念 ドリス・サルセド展

広島市 広島市現代美術館 TEL.082-264-1121

開催期間:2014年7月19日(土)~10月13日(月・祝)

ヒロシマ賞は、世界の恒久平和を願う「ヒロシマの心」を現代美術を通して世界へ訴えることを目的として1989年に広島市が創設したもので、3年に1回授与している。
第9回の受賞者となったドリス・サルセド(1958〜)は、コロンビアの首都ボゴタに生まれ、ニューヨークの大学院で彫刻を学んだ後。コロンビア国立大学で後身の指導に当たりながら、制作活動を行っている。日常の家具や衣服などを彫刻として再生させながら、暴力による犠牲者の記憶を静かに訴える作品などを通じて、暴力や差別などに対して芸術が強い抵抗の力を持ちうることを一貫して示してきた。今展でも空間全体を死者を悼むための場に変容させるような大規模なインスタレーションを制作。