竹内栖鳳近代日本画のトップランナー

名古屋市 愛知県美術館 TEL.052-971-5511

開催期間:2025年7月4日(金)~8月17日(日)

「西の栖鳳・東の大観」—近代京都画壇の筆頭格だった竹内栖鳳(1864〜1942)は、東京の横山大観(1868〜1958)と並び称された。明治初期、円山・四条派から出発した栖鳳は、伝統の継承だけにとどまらない時代に即した新しい日本画を描こうと試行錯誤を繰り返し、次々と新機軸を打ち出して明治・大正・昭和を駆け抜け、伝統の継承と革新の双方を体現していった。上村松園(1875〜1949)や土田麦僊(1887〜1936)をはじめ、多くの優秀な次世代も育てている。今展は、《絵になる最初》(重要文化財、1913年、京都市美術館、7月4日〜21日のみ展示)などの代表作をはじめとする初期から晩年までの作品100件以上や資料を紹介する名古屋で初の回顧展。「古典学習」「髙島屋とのパートナーシップ」「越前和紙」などにも焦点をあてるほか、名古屋との縁についても紹介する。