眼でふれる—5つのまなざし

東広島市 東広島市立美術館 TEL.082-430-7117

開催期間:2021年2月16日(火)~3月28日(日)

独自のイメージを追求し、創造の可能性に挑んだ5人の作家に焦点をあて、それぞれのまなざしに迫る。東広島市八本松に制作拠点を構え、ステンレスやブロンズなどの素材と対峙するゼロ・ヒガシダ(1958〜)。幼少期を豊栄町や西条町の豊かな自然の中で過ごし、大型の木口木版作品を制作する小林敬生(こばやし・けいせい、1944〜)。創作版画の普及に尽力した永瀬義郎(ながせ・よしろう、1891〜1978)は、戦争のため一時期、安芸津町に疎開していた。銅版画技法のメゾチントを木版へ転用したラワン・メゾチント法を考案し、国際的な評価を得た吹田文明(ふきた・ぶんめい、1926〜)。豊かで清新な心象風景を主に油彩によって描きだしている西条町出身の岡崎紀(おかざき・おさむ、1938〜)。5人の作家の初期から近年、あるいは晩年までの多彩な作品を展示する。