皇室の名宝—皇室と九州をむすぶ美—

太宰府市 九州国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年7月20日(火)~8月29日(日)

宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室のコレクションの中から、皇室の慶事に際して九州各地から献上された品々や、各時代の日本美術の名品を展示。皇室の文化継承、皇室と九州のつながりを紹介する。「第一章 皇室の近代を彩る」では、平成の即位「大饗の儀」を飾った高山辰雄《平成度主基地方風俗歌屏風》(1990年)、明治宮殿を飾った有田焼の大作《色絵葡萄栗鼠図花瓶》(19世紀)、巧緻をつくした海野勝珉《蘭陵王置物》(1890年)などの九州ゆかりの作品を、「第二章 皇室聚宝」では、歴代天皇や宮家が愛蔵した平安・鎌倉時代の名筆や、モンゴル襲来(元寇)の事績を描いた《蒙古襲来絵詞》(13世紀)、やまと絵の代表作《春日権現験記絵》(1309年頃)、伊藤若冲《動植綵絵》(18世紀)などの名品を展示(期間中展示替えあり)。