田原桂一 表現者たち—白の美術館—

「光」をテーマにフランスを中心に世界的に活躍した田原桂一（1951〜2017）。その表現方法は写真にとどまらず、彫刻や映像、インスタレーションなど様々な領域にわたっていた。今展では、1978年から1987年に撮影した画家のアンドレ・マッソン（1896〜1987）やヨーゼフ・ボイス（1921〜1986）、クリスチャン・ボルタンスキー（1944〜）など、世界的な巨匠の「ポートレート」シリーズを中心に、企画から携わったポーラの提供番組「白の美術館」で2017年4月から6月まで撮影を担当した表現者たちを撮影した作品を展示する。田原にとってポートレートを撮影することは、その人物の瞳の奥に秘められた想いや気配などから放たれる「Lumière」（光・知識・啓示）までも掴み取ることだった。事前予約制のためサイトより、来場日時の1時間前までに予約のこと。