生誕160年 竹内栖鳳天才の軌跡

廿日市市 海の見える杜美術館 TEL.0829-56-3221

開催期間:2024年3月16日(土)~5月12日(日)

1981年「王舎城美術寶物館」として現在の地に開館し、2005年に名称を変更した「海の見える杜美術館」では、開館以来約40年の年月をかけ、近代京都画壇の中心的な画家として活躍した竹内栖鳳(1864〜1942)に関連するコレクションを充実させてきた。その中で、栖鳳が旧蔵していた資料をはじめ、イタリア・ローマの遺跡を見た感興をパノラマティックな大画面に表した《騾馬之図》(1903年、展示期間:3月16日〜4月14日)や、画業の中でも珍しい油絵作品《スエズ景色》(1901年、展示期間:3月16日〜4月14日)などを収蔵する機会に恵まれた。2018年のリニューアルオープン以降は「竹内栖鳳展示室」にて作品と資料を公開してきたが、今展では、およそ10年ぶりに栖鳳コレクションを一挙公開。他館からの借用作品も交え、若年期から晩年にいたる創作の軌跡をたどる。さらに、下絵などの資料や旧蔵品、親交のあった画家たちとの合作、監修した版画作品などから、栖鳳の画家としての活動を多角的に紹介する。