生誕151年からの鹿子木孟郎—写実絵画をもういちど—

京都市 泉屋博古館 TEL.075-771-6411

開催期間:2025年9月27日(土)~12月14日(日)

近代の日本洋画に本格的な「写実」表現をもたらした鹿子木孟郎(かのこぎ・たけしろう、1874〜1941)の足跡をたどる、約四半世紀ぶりの大規模回顧展。鹿子木は、現在の岡山市に生まれ、はじめ天彩学舎や不同舎で洋画の基礎を学び、1900年にアメリカ経由でフランスへ留学。住友家の後援により1918年まで都合3度にわたって留学したパリでは、フランス古典派絵画の写実や象徴主義の表現を学んだ。帰国後は、関西美術院や太平洋画会、文部省美術展覧会の中心的な画家として活躍。今展では、10代の初期作品から滞欧作、帰国後の展覧会出品作など、新出作品を含む約80点を紹介しつつ、日本洋画における写実の展開と継承について検証する。

泉屋博古館東京 2026年1月17日(土)〜4月5日(日)