生誕150年記念 藤島武二展

神戸市 神戸市立小磯記念美術館 TEL.078-857-5880

開催期間:2017年11月18日(土)~2018年1月28日(日)

日本近代洋画の牽引者として近年あらためて高い評価を得ている藤島武二(1867〜1943)の「藤島武二展」(2002年、ブリヂストン美術館・石橋美術館)以来、15年ぶりの大回顧展。薩摩藩士の三男として鹿児島で生まれた藤島は、17歳で上京。1896年、黒田清輝の推薦で東京美術学校西洋画科の助教授に就任し、フランス、イタリア留学を経て、文展、帝展を中心に話題作を発表し続けると同時に、東京美術学校の教授として多くの後進を育てた。今展では、藤島の初期から絶筆までの作品で画業の変遷をたどる。さらに、鹿児島時代に日本画を学んだ平山東岳、上京後に入門した川端玉章、洋画を学んだ曽山幸彦、山本芳翠、黒田清輝、留学先の師、フェルナン・コルモンらの作品を通じて、藤島作品の形成にも注目。藤島の優れたグラフィック・デザインの仕事も紹介する。初公開となる作品や資料を含む出品総数約150点。