生誕120年記念 荻須高徳展—私のパリ、パリの私—

東京美術学校を卒業後、1927年に渡仏した荻須高徳（1901〜1986）は、第二次大戦中を除き、半世紀以上、パリの画家として人生を送った。荻須が追究し続けたパリの街並みを中心に、旅先で描いたヨーロッパの風景を含む、渡仏初期から晩年までの国内所蔵の油彩画81点により画風の変遷をたどる。荻須の画文集『私のパリ、パリの私　荻須高徳の回想』に掲載された素描や収録されている荻須のことばも40年ぶりにまとまって紹介。