生誕100年 大辻清司 眼差しのその先フォトアーカイブの新たな視座

小平市 武蔵野美術大学 美術館・図書館 TEL.042-342-6003

開催期間:2023年9月4日(月)~10月1日(日)

武蔵野美術大学 美術館・図書館では、写真家・大辻清司(おおつじ・きよじ、1923〜2001)の自宅アトリエに残されていた写真プリント、撮影フィルム、作品掲載誌や蔵書、実際に使用していた撮影機材や暗室道具など、大辻の創作活動をほぼ網羅する資料群からなる「大辻清司フォトアーカイブ」を形成し、2008年の寄贈受入より、15年にわたって検証・研究・活用を行ってきた。今展では、「原点」「シアター」「シークエンス」「他者たち」という4章構成で、大辻清司とはいかなる表現者だったのか、その真髄へと迫る。新たな大辻像の輪郭をたどるとともに、アート・アーカイブのひとつのあり方を示し、その先に何を見出すことができるのかを探る行程の一歩を示すことでもある。