生誕100年 矢崎博信展幻想の彼方へ

茅野市 茅野市美術館 TEL.0266-82-8222

開催期間:2014年7月26日(土)~8月31日(日)

茅野市出身の画家・矢崎博信(1914〜1944)は、諏訪中学校絵画部で洋画を学び、1933年、帝国美術学校(現武蔵野美術大学)へ入学。在学中に小山田二郎らと「L'anima(アニマ)」、浅原清隆らと「動向」を結成。ともに日本のシュルレアリスムを標榜した先駆的なグループだった。1938年に帰郷後は、小中学校の教員を務めながら、シュルレアリスムの視点から俳諧と絵画の融合を試みるなど制作を続けていたが、1944年、中部太平洋トラック島沖で29歳の若さで戦死した。
今展では、現在確認しうる油彩作品72点、スケッチや関係資料を展示。展覧会カタログには「矢崎博信の著作」として、矢崎が残した寄稿や自筆原稿などを活字化して掲載している。