琳派400年記念 琳派と秋の彩り

渋谷区 山種美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年9月1日(火)~10月25日(日)

2015年は、琳派400年を記念する展観が各地で開催されているが、本展は山種美術館の所蔵品を活かし、琳派と琳派に連なる美意識に着目した展覧会。「第1章 琳派の四季」では、俵屋宗達(絵)・本阿弥光悦(書)《鹿下絵新古今集和歌巻断簡》(山種美術館)、尾形乾山《定家詠十二ヶ月花鳥図(二月)》(個人蔵)をはじめ、琳派作品27点を展示。「第2章 琳派に学ぶ」では、琳派の装飾性と意匠性を意識した福田平八郎、山口蓬春、加山又造らの作品や、「たらし込み」の技法を学んだ菱田春草、小林古径、速水御舟らの作品を紹介する。「第3章」では、幅5mを超える奥田元宋の大作《奥入瀬(秋)》など、近代以降の日本画家が秋の情趣を描いたさまざまな作品を展示。一部展示替えを行ないながら、総点数64件が出品される。