猿描き狙仙三兄弟—鶏の若冲、カエルの奉時も

大阪市 大阪歴史博物館 TEL.06-6946-5728

開催期間:2020年2月26日(水)~4月5日(日)(2月29日(土)〜臨時休館)

「猿描き狙仙」といわれ、巧妙な毛描きによる動物画を得意とした森狙仙(もり・そせん、1747?〜1821)には、今はあまり知られていないが長兄・陽信(ようしん、1736?〜1808?)、次兄・周峰(しゅうほう、1738〜1823)がおり、当時は狩野派の描法を受け継ぐ著名な絵師だった。今展では、初めて三兄弟の作品を一堂に取り上げるのに加え、子や孫の作品、さらに同時代に一芸に秀でた画家として活躍していた鶏の伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう、1716〜1800)、虎の岸駒(がんく、1749または1756〜1839)、蛙の松本奉時(まつもと・ほうじ、?〜1800)、戯画の耳鳥斎(にちょうさい、生没年不詳)らの作品も紹介する。