豊島区 豊島区立熊谷守一美術館 TEL.03-3957-3779
開催期間:2025年4月15日(火)~6月29日(日)

熊谷守一美術館は、画家・熊谷守一(くまがい・もりかず、1880〜1977)が亡くなるまで45年間暮らした家(アトリエと庭)の跡地に、1985年5月、守一の次女・熊谷榧(くまがい・かや、1929〜2022)が私設美術館として創立。2007年に、榧が所有する熊谷守一作品153点を豊島区に寄贈し、豊島区立熊谷守一美術館となった。開館40周年を記念する今展では、4歳で亡くなった次男を描いた《陽の死んだ日》(1928年、大原美術館蔵)、戦後すぐに亡くなった長女・萬の弔いから帰る残された家族の姿を描いた《ヤキバノカエリ》(1948〜55年、岐阜県美術館蔵)など、父母や自ら、妻や子どもたちなど家族の肖像を中心に、守一の画業を紹介する。