清親—光線画の向こうに

町田市 町田市立国際版画美術館 TEL.042-726-2771

開催期間:2016年3月12日(土)~4月17日(日)

明治の浮世絵師と呼ばれる小林清親(1847〜1915)は、光線画と名づけられた『東京名所図』シリーズで知られるが、1881年を境に、その制作を弟子の井上安治(1864〜1889)らに託し、自らは『清親ポンチ』などの風刺画、歴史画、日清・日露の戦争錦絵、新聞や雑誌の挿絵や絵葉書、銅版・石版による風景画へと画境を拡げ、晩年には肉筆画も描いた。今展では、『東京名所図』シリーズから前後期あわせて92点を一挙に展示するのをはじめ、清親の画業を多角的に紹介。土屋光逸、織田一磨、川瀬巴水らの作品を交えた約300作品を展示する。