没後80年 中村不折のすべて

台東区 台東区立書道博物館 TEL.03-3872-2645

開催期間:2023年5月2日(火)~12月17日(日)

書道博物館は、洋画家であり書家でもあった中村不折(1866〜1943)が、その半生40年余りにわたり独力で蒐集した中国および日本の書道史研究上重要なコレクションを有する専門博物館。1936年に開館した当初の博物館建設に伴う一切の費用は、すべて不折自身の絵画や書の作品から捻出された。開館以来約60年にわたって中村家により維持・保存されてきたが、1995年、台東区に寄贈され、2000年4月、台東区立書道博物館として再開館した。不折の没後80年にあたり、生涯にわたる作品や資料を、書道博物館収蔵品の中から一挙公開。前期展(〜8月27日(日))では、小山正太郎(1857〜1916)に師事した時代、正岡子規(1867〜1902)との出会い、清国巡遊時代、4年間のフランス留学など、若き日の修業時代を中心に紹介。後期展(9月5日(火)〜)では、画家・書家としての活動、森鷗外や夏目漱石など文豪たちとの交流、そして書道博物館の設立など、後年の業績を顕彰する。