没後50年 板谷波山展—光を包む美しきやきもの

港区 泉屋博古館分館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2014年6月14日(土)~8月24日(日)

葆光彩磁珍果文花瓶 大正6年(1917) 重要文化財 泉屋博古館分館

初公開を含む陶芸の代表作や素描、近年の研究成果による資料などにより板谷波山(1872〜1963)の全容を回顧する。東京美術学校で木彫を学んだ後、教師として赴任した金沢で陶磁の研究を始めた波山は、1903年に東京・田端に窯を構え、郷里の筑波山にちなみ「波山」と号して陶芸家として独立。最新の釉薬技術とアール・ヌーヴォーのデザイン、東洋的な意匠に学んで、独自の作風を築いた。とくに卓越した彫りの技と釉下彩技法により独特の淡い幻想的な色彩を醸し出す「葆光彩磁(ほこうさいじ)」は、波山芸術の代名詞とされる。

兵庫陶芸美術館=2014年9月6日(土)〜11月30日(日)