江戸から明治、本と浮世絵のオドロキ

佐野市 佐野市立吉澤記念美術館 TEL.0283-86-2008

開催期間:2025年7月19日(土)~10月19日(日)

地域に根ざしたコレクションから厳選し、佐野ならではの視点で構成した板本・浮世絵展。吉澤記念美術館の美術コレクションを収集した吉澤家では、江戸時代中期から儒学書や歴史書、画譜や漢詩集などの学問・文雅関係の書物から、読本(よみほん)を中心とする絵入小説まで、幅広い内容の蔵書を形成してきた。また、美術館が立地する佐野市葛生では、幕末明治期の重要な出版人である万屋兵四郎こと福田鳴鵞が育っている。今展では、吉澤家に遺された漢訳洋書とともに、三代にわたる親交を示す書画・文書を展示する。さらに、大正〜昭和期の吉澤家当主が収集した浮世絵版画コレクションの一部と、市内外に伝来した明治期の画帖・巻物仕立ての浮世絵版画を初めて展示する。