民藝から関係へ—コミュニティデザインの視点から—開設35周年記念

甲賀市 滋賀県立陶芸の森 陶芸館 TEL.0748-83-0909

開催期間:2025年7月19日(土)~9月28日(日)

民藝運動の中心メンバーのひとり、河井寬次郎(1890〜1966)は、晩年、【民藝】の思想を基盤に新たな表現を切り拓いた。当時の京都市五条坂では、「四耕会」や八木一夫(1918〜79)らが結成した「走泥社」など、【前衛】陶芸の動きも活発化し多様な価値観が交差していった。また、1990年代以降には、非日常的な出会いや協働を契機とする【関係】を通じたモノつくりのかたちが模索される。ゲストキュレーターに、陶芸という営みに多様な人々が関わることで、地域と社会に新たな関係性が育まれることに注目しているコミュニティデザイナー山崎亮を迎え、そうした視点から、近現代の歩みを再考し、これからの陶芸の可能性を探る。