港区 根津美術館 TEL.03-3400-2536
開催期間:2025年2月22日(土)~3月30日(日)

片桐石州(かたぎり・せきしゅう、1605〜73)は、大和国小泉藩第2代藩主であり、武家を中心に広まった茶道・石州流の祖。千利休の実子である千道安(せん・どうあん、1546〜1607)から茶の湯を学んだ桑山宗仙(くわやま・そうせん、1560〜1632)の晩年の弟子であり、利休流の佗茶を基とした。石州は、1965(寛文5)年、徳川家4代将軍家綱に献茶し、古田織部(1544〜1615)、小堀遠州(1579〜1647)に続いて武家茶道の地位を確立。今展では、江戸時代を通して大名や武家に広く浸透し、江戸幕府の茶の正統という茶道史上に極めて重要な位置を占めながらも、これまで注目されることが少なかった石州と石州流の茶の湯を、没後350年を経て初めて顕彰する。
国宝・燕子花図と藤花図、夏秋草渓流図 —光琳・応挙・其一をめぐる3章—
2025年4月12日(土)〜5月11日(日)