大阪市 国立国際美術館 TEL.06-6447-4680
開催期間:2024年6月4日(火)~10月6日(日)
美術家・梅津庸一(うめつ・よういち、1982〜)は、明治期の日本の洋画の歴史を参照し、ラファエル・コランや黒田清輝の作品を自画像に置き換える作品で注目を集めた。2013年、神奈川県相模原市の自宅で、私塾にして美術家集団、さらには画廊としての側面も持つ「パープルルーム」を立ち上げる。2021年、滋賀県の信楽へ移住し、作陶を手がけ、近年はさまざまな版画技法を試みている。今展は、梅津の2000年代後半より始まるこうした活動の軌跡を追うが、単なる回顧展ではなく仕事の随所から生じてくる「人がものをつくるとはなにか?」という問いにうながされ、制作という行為がもつ可能性を根本から考えなおす。
線表現の可能性 2024年11月2日(土)〜2025年1月26日(日)