松本姿水と季節の情趣—発掘、宇都宮の知られざる花形日本画家

佐野市 佐野市立吉澤記念美術館 TEL.0283-86-2008

開催期間:2016年1月5日(土)~2月21日(日)

大正・昭和期に文展・帝展で活躍した宇都宮市出身の日本画家・松本姿水(まつもとしすい、1887〜1972)の画業をまとめて紹介する初の展観。1902年に画家を志して上京し、1906年頃洋画に転向して白馬会研究所で学んだ後、1911年頃日本画に戻り、1913年に第7回文展に初入選。1917年より川合玉堂に師事した。白馬会時代より縁のあった群馬県の旧家に姿水の初期作品が所蔵されていることが判明。これを機に、栃木県立美術館や宇都宮美術館が所蔵する代表作を加えて開催することになった。所在不明となっている帝展出品作の絵はがきなどの資料も展示し、情報提供の呼びかけを行なっている。