酒田市 土門拳写真美術館 TEL.0234-31-0028
開催期間:2025年7月11日(金)~10月26日(日)

酒田市出身の昭和を代表する写真家・土門拳(1909〜90)の作品約13万5千点を収蔵する日本初の写真専門美術館・土門拳記念館は、1983年に開館。2025年4月より呼称を「土門拳写真美術館」に変更した。戦後80年を記念する今展は、戦前に報道写真家として出発した土門拳と、戦後に活動を始めた東松照明(1930〜2012)。やや世代が異なるものの少なからぬ接点を持っている両者の、戦争や原爆をはじめとする日本の社会状況を見つめながら新たな表現を開拓し、写真界に大きな足跡を残した作品を展覧する史上初の2人展。20世紀の写真が辿ってきた道程を振り返るとともに、写真を通して今なおやまない戦火について考え語りつぐ機会となることを目指す。土門作品については、約20点の初展示作品(広島および長崎で撮影されたもの)の公開を予定している。
今年44回目を迎えた「土門拳賞」(毎日新聞社主催)の歴代受賞作から、石川真生、江成常夫、大石芳野、亀山亮、北島敬三、砂守勝巳、土田ヒロミ、船尾修(五十音順)の8人の写真家による約35点を紹介する「土門拳賞ヒストリー —写真家と戦争の軌跡—」を同時開催(9月24日(水)まで)。
縄文⇔現代⇔土門拳 2025年10月31日(金)〜2026年1月25日(日)