東山御物の美—足利将軍家の至宝—

中央区 三井記念美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2014年10月4日(土)~11月24日(月・振休)

八代将軍足利義政が営んだ東山山荘の名より「東山御物」と呼ばれている室町時代の将軍家コレクションは、三代義満、六代義教ら歴代の収集によるもの。中国大陸から到来した「唐物」の最高峰を集めながら、飾るために変容の手が加えられたものもあり、当時の日本人の美意識に基づく鑑賞方法として後世まで引き継がれていく一つの規範とされている。
今展では、「東山御物」として伝えられている多くの作品群の中から、鑑蔵印や史料により足利将軍家が確実に所有していたものを中心に、国宝12件、重要文化財28件を含む106件を展観。ただし、国宝《桃鳩図》をはじめ1週間しか展示されない作品もあるため7期に分けて展示替が行なわれる。(出品目録)