村野藤吾やわらかな建築とインテリア

大阪市 大阪歴史博物館 TEL.06-6946-5728

開催期間:2014年9月3日(水)~10月13日(月・祝)

大阪を拠点に活躍した日本を代表する建築家・村野藤吾(むらの・とうご、1891〜1984)の没後30年にあたり、建築関係資料やインテリア、家具など約200点を展示し、その業績を回顧する。
早稲田大学建築学科を卒業後、合理的なオフィスビルを得意とした渡辺節建築事務所に入所して、日本興業銀行本店(現存せず)、綿業会館(大阪市中央区、重要文化財)などの設計に携わり、1929年に独立。宇部市渡辺翁記念会館(山口県宇部市、重要文化財、1937年)、世界平和記念聖堂(広島市中区、重要文化財、1954年)、梅田吸気塔(大阪市北区、1963年)をはじめ、全国に300を超える数の作品を残した。
モダニズムから一定の距離を置き、ひとの感性や手仕事を重視した村野作品の魅力を「やわらかな」という言葉に集約し、愛用品なども展示してその人間像にも迫る。