有意自然—岡崎和郎、伊勢﨑淳、中西夏之展すべてとつながり、場がうまれ、ともに生きる

岡山市 岡山県立美術館 TEL.086-225-4800

開催期間:2015年4月28日(火)~6月7日(日)

独自の造形思想に基づき空間全体を参照させるオブジェを制作する現代美術家・岡崎和郎(1930〜、岡山市生まれ)、重要無形文化財「備前焼」保持者(人間国宝)の陶芸家・伊勢崎淳(1936〜、備前市生まれ)、ハイレッドセンターの前衛的な活動に始まり60年代後半からは絵画をその主軸に据えてきた中西夏之(1935〜、東京都生まれ)の三人展。「自然と人間の営みを、芸術を視座にして振り返る」をテーマに、中西が用意した絵画を礎とした緊張感あふれるインスタレーションを舞台に、残るふたりの立体作品がその周囲を彩るかたちで構成されている。さらにこの展示空間を、音楽、身体表現など多くの表現者による発表の舞台としても活用。「静的」な美術館を、新たな価値観を創造する「動的」な場に変える。