日本、美のるつぼ—異文化交流の軌跡—

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2025年4月19日(土)~6月15日(日)

大阪・関西万博の開催を記念して、交流をテーマに日本美術の歴史を振り返る展覧会。プロローグ「万国博覧会と日本美術」で、世界に見られた日本美術と世界に見せたかった日本美術を紹介。第1部「東アジアの日本美術」では、古代から中世の中国大陸や朝鮮半島とのつながり、仏教を学ぶために往還した人々や、交易によってもたらされたさまざまな文物に目を向ける。第2部「世界と出会う、日本の美術」では、西洋を含む地球規模のさまざまな交流でもたらされた品々や、生み出された作品を紹介。エピローグ「異文化を越えるのは、誰?」では、奈良時代の国際人、吉備真備(695〜775)の生涯と活躍、異文化との出会いと美術館賞にまつわるエピソードが描かれている国宝級の絵巻《吉備大臣入唐絵巻 巻第四》(平安時代・12世紀)が、ボストン美術館から里帰り展示される。出品点数は、国宝18件、重要文化財53件を含む総数約200件(会期中展示替えあり)。