新・明智光秀論細川と明智　信長を支えた武将たち

細川藤孝（雅号：幽斎、1534〜1610）と明智光秀（1528〜1582）は、ともに足利義昭、織田信長に仕え、藤孝の長男・忠興（1563〜1646）が光秀の娘を正室（細川ガラシャ、1563〜1600）とするなど公私にわたり親密な間柄だった。細川家の文化財を管理する永青文庫には、光秀宛や文中に光秀が登場する信長の書状や、光秀から藤孝・忠興宛の文書などが伝わっている。今展では、最新の研究をもとに、光秀の最初期の活動実態から本能寺の変の意義までを、永青文庫所蔵の歴史資料から読み解き、新たな光秀像を提示する。