揚洲周延明治を描き尽くした浮世絵師

町田市 町田市立国際版画美術館 TEL.042-726-2771

開催期間:2023年10月7日(土)~12月10日(日)

江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師・揚洲周延(ようしゅう・ちかのぶ、1838〜1912)は、越後国高田藩(現・新潟県上越市)江戸詰の藩士・橋本直恕の嫡男として誕生。歌川国芳や三代歌川豊国、豊原国周(とよはら・くにちか)ら歌川派の絵師に師事したが、幕末には戊辰戦争に参戦するなど激動のときを過ごし、本格的に絵師としての活動を開始したのは、40歳となる1877(明治10)年過ぎだった。今展では、45年におよぶ画業を、330点におよぶ錦絵、版本、肉筆画により時代順に紹介する。前後期で展示替えあり。