琳派展24 抱一に捧ぐ —花ひらく〈雨華庵〉の絵師たち—

京都市 細見美術館 TEL.075-752-5555

開催期間:2024年12月7日(土)~2025年2月2日(日)

姫路藩主酒井家の江戸別邸で生まれた酒井抱一(さかい・ほういつ、1761〜1828)は、30代半ば頃から尾形光琳(1658〜1716)に私淑。1815年に光琳百回忌を開催し、縮小版図録『光琳百図』を出版している。1817年、根岸の隠居所に「雨華庵(うげあん)」の額を掲げ、晩年の作画を行うとともに、多くの弟子の指導を行った。今展では、抱一亡き後雨華庵を存続させた抱一の養子・鶯蒲(雨華庵2世 1808〜41)、鶯一(3世 1827〜62)、道一(4世 1845〜1913)、抱祝(5世 1878〜1956)ら、雨華庵ゆかりの作品を30年間収集している関西在住の元美術館学芸員による「うげやんコレクション」約60件と細見美術館所蔵の約20件を展観。抱一を慕い、戦後まで続いた江戸琳派の流れを紹介する。