戦国の伊達・政宗の城・仙台の町—斎藤報恩会寄贈の名品

1923年、学術研究への助成事業などを目的として仙台市内に設立された財団法人斎藤報恩会は、1933年には斎藤報恩会博物館を設置して、自然史資料や郷土史資料の収集・展示を行うなど、学術・教育の発展に寄与してきたが、2015年、財団の解散に伴って、約3,000点にのぼる郷土史資料が仙台市博物館へ寄贈された。今展では、同会寄贈の名品を通して、戦国時代の伊達氏や、伊達政宗の時代から幕末までの仙台藩の歴史をたどる。現存最古の仙台城下絵図、初公開の国絵図や群村絵図など、仙台の歴史を語る古地図も多数展示。