戦争の時代日本における藤田嗣治 日常から戦時下へ

北佐久郡軽井沢町 軽井沢安東美術館 TEL.0267-42-1230

開催期間:2024年7月25日(木)~9月24日(火)

《額縁を作る》1941年 土門拳 土門拳記念館蔵

1920年代パリ、「乳白色の肌」で一躍時の人となった藤田嗣治(1886〜1968)は、1929年に一時帰国した後、1933年から日本を拠点に活動し、1938年以降は従軍画家として戦争画を制作。戦後、戦争責任をめぐる問題で傷心した藤田は、1949年にニューヨーク経由でフランスに旅立ち、再び日本に戻ることはなかった。今展では、エコール・ド・パリ時代と戦後のフランス生活とのはざまにある、藤田が日本に滞在した1930年代、1940年代にフォーカスし、その間に生み出された作品、そして土門拳撮影による貴重なポートレート写真を紹介する。