神戸市 神戸市立博物館 TEL.078-391-0035
開催期間:2016年4月9日(土)~5月29日(日)
長崎に生まれ、長崎の聖福寺で黄檗僧となった鶴亭(かくてい、1722〜1785)は、長崎に来日した清の画家・沈南蘋(しんなんぴん、1682〜1760〜?)から画技を学んだ唯一の日本人画家である熊斐(ゆうひ、1712〜1772)に南蘋風花鳥画を学んだ後、20代半ばで還俗して京都、大坂へ進出。京坂の画家たちに大きな影響を与えた。40代半ばで再び黄檗僧となり、京都・萬福寺でも活躍。今展は、没後230年を経て、鶴亭の画業と生涯に迫る初めての回顧展。初公開43件を含む鶴亭の花鳥画84件、鶴亭が学んだ黄檗僧が得意とした水墨花木図や南蘋風花鳥画、同時代に活躍し、鶴亭やその花鳥画に憧れた池大雅、伊藤若冲、曾我蕭白、与謝蕪村らの作品もあわせて約140件を展示する。長崎歴史文化博物館(2月6日〜3月27日に開催)と神戸会場それぞれ限定の出品作品がある。神戸会場では前期(〜5月1日)、後期(5月3日〜)で展示替えを行なう。
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 2016年6月18日(土)〜8月28日(日)