御即位記念 正倉院の世界皇室がまもり伝えた美

台東区 東京国立博物館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)

正倉院宝物は、756年、光明皇后(701〜760)が夫の聖武天皇(701〜756)の遺愛品をはじめとした品々を東大寺大仏に捧げたことに由来し、日本で製作された美術工芸品や文書類などのほか、「シルクロードの終着点」と呼ばれるように、中国(唐)や聖域、ペルシャなどから持ち込まれた品々が伝わる。現在は東京国立博物館が所管する法隆寺献納宝物は、1878年に法隆寺から皇室に献納され、1947年に国に移管された宝物300件を指し、飛鳥・奈良時代(7〜8世紀)を代表するものとして、正倉院宝物と双璧をなす。今展では、両宝物をともに展示することで、正倉院宝物をとりまく造形文化の世界をより幅広い視野から紹介する。