建築のこころ　アーカイブにみる菊竹清訓展

日本から世界に向けて発信され、大きな影響力をもったメタボリズムグループの建築家の中心的なメンバーのひとりだった菊竹清訓（きくたけきよのり、1928〜2011）の展観。菊竹清訓建築設計事務所や母校の早稲田大学、菊竹が設計した施設などに保管されている建築資料を1年間かけて調査しアーカイブ化した成果をもとに、原図や当時の写真、模型、映像など180余点を「大地からの離陸」「水面からの浮上」「空気を包む」「現代への挑戦」の4つのテーマにより紹介。菊竹の次世代へのメッセージを伝える。とくに、これまで公開されたことのないオリジナルのスケッチやメモ類を通して、菊竹の根底にあった大胆な発想や思想の原点に触れることができる。