岩崎貴宏—埃と刹那

小山市 小山市立車屋美術館 0285-41-0968

開催期間:2015年7月11日(土)~9月6日(日)

鉄塔などの巨大な建造物を極小サイズで制作する《アウト・オブ・ディスオーダー》や、歴史的建造物の実像と水面に映る虚像を融合させた《リフレクション・モデル》などの立体作品で知られ、国際美術展や国内外での展覧会に参加している岩崎貴宏(1975〜)の国内初となる美術館での個展。黒部市美術館との共同企画によるもので、黒部展(4月25日(土)〜6月28日(日))では、黒部峡谷鉄道やミラージュランドなど地元の景観に取材した新作3作品が展示された。小山展は『埃と刹那』とタイトルが替わり、旧米蔵を改築した美術展示室、登録有形文化財の小川家住宅、肥料蔵のそれぞれの空間にあわせて制作された新作と過去の作品が展示されている。タイトルの埃と刹那とは、少数単位の漢字表記で、「埃」は100億分の1(原子の大きさ)、「刹那」は100京分の1(量子の世界)。