台東区 東京藝術大学大学美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2024年3月26日(火)~5月19日(日)
江戸の吉原は、約250年続いた幕府公認の遊郭で、前借金の返済にしばられやめることのできない遊女たちの犠牲の上に成り立っていた。一方で、吉原だけに備わっていた格式と伝統を有し、文芸やファッションなど流行文化発信の中心地でもあった。今展では、大英美術館やワズワース・アテネウム美術館からの里帰り品も含む吉原に関する美術作品を国内外から集め、今や失われた吉原の美術と文化を再考する。重要文化財の高橋由一《花魁》(1872年、東京藝術大学蔵)を修理後初公開するのをはじめ、浮世絵などの絵画、工芸品や模型も交えて約230点。