坊っちゃん展—祖父江慎・梅佳代・浅田政志・三沢厚彦

松山市 愛媛県美術館 TEL.089-932-0010

開催期間:2018年6月30日(土)~9月2日(日)

道後温泉(松山市)を中心に展開するアートイベント「道後オンセナート2018」の参加作家のうち4名が、松山を舞台にした夏目漱石の小説『坊っちゃん』に関わる作品を発表。漱石を愛し、漱石の原稿書き間違いも敢えてそのまま活かした無修正版『心』(岩波書店)を発表したアートディレクター、ブックデザイナーの祖父江慎(1959〜)は独自の視点で作品世界を演出し、展覧会全体のアートディレクションも務める。写真家の梅佳代(1981〜)は、道後中学校の野球部男子生徒を「坊っちゃんたち」として活き活きととらえ、やはり写真家の浅田政志(1979〜)は『坊っちゃん』に登場する名シーンを撮り下ろす。彫刻家の三沢厚彦(1961〜)は、「猫」をモチーフとした作品や漱石をモチーフにした新作も手がける。漱石や正岡子規の直筆資料や『坊っちゃん』にまつわるさまざまな関連資料も展示。