坂本龍一トリビュート展音楽／アート／メディア

音楽家・坂本龍一（1952〜2023）とICCとは、開館以前のプレ滑動期間（1991年〜）より、展覧会企画に連動したコンサートの開催や、開館10周年および20周年記念企画展など深い関わりを持ってきた。坂本自身、90年代初頭の黎明期よりインターネットに深い関心を持ち、作品へのメディア・テクノロジーの導入を積極的に行ってきた。アーティストとのコラボレーションをはじめ、現代美術、メディア・アートの分野でも多くの作品制作を行っている。今展では、ライゾマティクスの真鍋大度（まなべ・だいと、1976〜）を共同キュレーターとして迎え、坂本の残した演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによる坂本と関わりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成。坂本の芸術的思考を未来へと受け継ぐ作品を提示する。