中央区 三井記念美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2025年12月6日(土)~2026年2月1日(日)
三井記念美術館が所蔵する6点の国宝の一つ、藤原定家筆・国宝《熊野御幸記(くまのごこうき)》(1201(建仁元)年)を、開館20年の年に久方ぶりに全巻展示する。《熊野御幸記》は、後鳥羽上皇の熊野参詣に随行した公家・歌人の藤原定家(ふじわらのさだいえ/ていか、1162〜1241)の旅日記。この公開に合わせて館蔵品の中から、後鳥羽上皇と藤原定家の書を選んで展示する。なかでも、藤原実資(さねすけ、957〜1046)の日記『小右記(しょうゆうき)』から1012(長和元)年の大嘗会(だいじょうえ)の記録を定家が筆写した《大嘗会巻》は、三井記念美術館では初公開となる。また、定家の歌切や消息、3幅の藤原定家画像も今回が初公開。江戸時代以来、小堀遠州などの茶人の間で好まれた「定家様(ていかよう)」をうかがえる茶道具や、百人一首かるたや歌仙絵も展示する。
生誕1200年 歌仙 在原業平と伊勢物語 2026年2月21日(土)〜4月5日(日)
