喜多川歌麿展

栃木市 とちぎ蔵の街美術館 TEL.0282-20-8228

開催期間:2015年10月3日(土)~11月29日(日)

江戸時代中期に美人画の大家として活躍した浮世絵師・喜多川歌麿(?〜1806)は、狂歌を通じて栃木の豪商たちと親交を結び、何度か栃木を訪れたと考えられている。《深川の雪》(岡田美術館蔵)を含む肉筆画の大作《雪月花》も栃木の善野伊兵衛の依頼で制作されたと伝えられているという。今展では、近年栃木周辺で発見された歌麿の肉筆画《女達磨図》《鍾馗図》《三福神の相撲図》(いずれもとちぎ蔵の街美術館蔵)をはじめ、栃木の狂歌師と関わりのある作品などから歌麿と栃木の関わりを紹介しつつ、代表作によりその画業を振り返る。歌麿の弟子たちの作品や、栃木の狂歌文化の隆盛を示す資料も展示。前期(〜10月25日)、後期(10月29日〜)で展示替えあり。