吉田遠志展自然、生命、平和—私たちは見つめられている—

府中市 府中市美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年7月20日(土)~9月6日(金)

版画家・吉田遠志(よしだ・とおし、1911〜95)は、洋画家・吉田博(1876〜1950)、吉田ふじを(1887〜1987)の長男として生まれ、13歳の頃から木版画の制作を始めた。父母や弟の吉田穂高(1926〜95)とともに全米各地で講演会や展覧会を開催し、木版画の普及を行っていたが、1972年にアフリカを訪れて以後、野生動物をモティーフとした版画を主に制作。1982年にアフリカの自然を色鉛筆で描いた絵本「野生動物シリーズ」の制作をはじめ、1993年までに17冊を刊行した。少年期のスケッチから晩年の絵本の表紙絵まで約200点(会期中展示替えあり)を紹介する吉田遠志の初回顧展。