吉川観方—日本文化へのまなざし開館300回記念 生誕125年・没後40年

奈良市 奈良県立美術館 TEL.0742-23-3968

開催期間:2019年9月28日(土)~11月17日(日)

日本画家を志した吉川観方(1894〜1979)は、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で学び、文展で入選を果たしたが、次第に風俗史の研究や美術品の収集に没頭し、映画や舞台、祭礼などの時代考証や収集品の展示に力を注ぐようになった。およそ3万点に及ぶコレクションは、現在、奈良県立美術館をはじめ京都府(京都文化博物館管理)や福岡市美術館に収蔵され広く公開されている。今展では、観方や交流のあった画家たちの作品を展示し、収集家・観方の画家としての活動にも目を向ける。《伝淀殿画像》をはじめとするコレクションの名品も一挙展示。