古田織部四〇〇年忌　大織部展

信長、秀吉、家康の三代の天下人に仕えながら、千利休の高弟として独自の茶道を創案した武将茶人として知られる古田織部は、美濃（現在の岐阜県本巣市）に生まれた。大阪夏の陣で豊臣方に内通した疑いで切腹させられたため、残された資料はわずかだが、所持した道具や消息などを通してその人物像に迫る。
さらに、織部と同時代のやきものの名品100余点を一堂に展観。美濃で焼成された国宝《志野茶碗　銘卯花墻》（三井記念美術館蔵、展示期間9月6日〜15日）は400年ぶりの初里帰りとなる。