千利休と武将茶人—茶入を中心に

現在の細川家の初代にあたる細川幽斎（藤孝、1534〜1610）、三斎（忠興、1563〜1645）父子は、侘茶の大成者である千利休（1522〜1591）と親交を結んでいたため、永青文庫にはゆかりの茶道具が多数所蔵されている。細川家伝来の茶道具の中から、利休や忠興ゆかりの茶道具に加え、忠興とともに「利休七哲」に数えられる古田織部、織田有楽、小堀遠州ら武将茶人ゆかりの茶道具を展示。戦国時代における茶の湯の美意識をみる。