北大路魯山人の美和食の天才

中央区 三井記念美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年4月12日(火)~6月26日(日)

京都に生れ、書家・篆刻家として頭角を現した北大路魯山人(1883〜1959)は、古陶磁に料理を盛って提供する「美食倶楽部」を発足したことから、美食と器に対する見識を深めていき、会員制高級料亭「星岡茶寮」を東京赤坂に共同で設立。自らが理想とする食器を求めて北鎌倉に星岡窯を築き本格的な作陶活動を開始した。「食器は料理の着物」と語って、和食の魅力を豊かに広げた魯山人の仕事を、京都国立近代美術館や足立美術館などが所蔵する名作120点余で紹介。図録は、京都の料亭の協力により現代日本の写真家(上田義彦、蓮井幹生、広川泰士)が新しい視点でとらえた写真も織り交ぜて構成する。