加賀蒔絵と京蒔絵

京都市 清水三年坂美術館 TEL.075-532-4270

開催期間:2024年6月12日(水)~9月1日(日)

蒔絵は漆で文様を描き、その上に金粉や銀粉などを蒔いて装飾する技法で、寺院の荘厳や調度品、装身具などの装飾に好まれ、各時代の美意識を反映しながら発展してきた。明治維新後、一時衰退の危機を迎えるが、輸出向け製品において活気を取り戻した。清水三年坂美術館では蒔絵が爛熟した幕末から明治期の作品を多数所蔵している。古い伝統を持つ京蒔絵と、その源流を同じくし、独自に発展してきた加賀蒔絵を継承した名工らの作品を展観する。